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憧れのマイホームを手にして、喜んでばかりいられないのが持ち家。時間が経つと共に老朽化してきますので、10年を目安に家のリフォームが必要となり莫大な費用がかかる事があります。
リフォームローンはしなければいけないという状況としたいという2つのパターンがあります。
老朽化に伴うメンテナンスリフォームで10年に1回は必要と言われています。屋根の吹き替えだったり、樋の交換、お風呂場の修繕など内容は様々です。
また、家の雰囲気を変えたい、間取りを変えてリビングを広くしたい、トイレを最新型にしたいなど移住者の贅沢を反映させるものです。
この、2つのパターンがあるわけですがどちらもリフォーム費用が発生します。
メンテナンスであれば数十万円から出来る時もありますが、老朽化が進んでいると何百万円の費用が発生する場合もあります。
したいと思うリフォームに関しては、「したい」の限度によって金額が変わります、また、「したい」を実行に移せる程の資金的余裕があるという事でしょうから、予算の範囲で行えば特に問題ないと思います。
しかし、メンテナンスリフォームの場合はそうも言っていられません。経済的に余裕がなくても必要に迫られているので「しない」という選択は出来ません。
そんな時にお勧めなのがリフォームローン。住宅ローンを取り扱っている金融機関であれば取り扱いをしています。
リフォームローンは無担保で融資額は50万円から500万円程度と小さめですが住宅ローンに比べて審査も早めですし資金を受け取るまでの期間も短いのが特徴です。
もちろん、金利がかかりますので、金融機関の金利とプランを比較して融資を受ける銀行を選ぶようにしたほうがいいでしょう。
下図は「新築住宅や中古住宅を買うときに借りる住宅ローンを、リフォームに利用することもできますし、リフォーム専用のリフォームローンというのも、ほとんどの銀行にあります。それぞれの特徴を見てみましょう」
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住まいを増改築したり改修したりするときには、多くの銀行が扱う、リフォームローンが利用できます。リフォームローンには「有担保型」と「無担保型」があります
有担保型とは自宅(土地と建物)に抵当権を設定して借り入れを行なうもの。自宅を購入したときに住宅ローンを借り入れていたときは、次の2つのパターンに分かれます。
1)住宅ローンを融資した金融機関とは違うところから有担保型リフォームローンを借りたい場合は、元の住宅ローンの返済が終わって、抵当権が設定されていない状態にあれば利用できます。
2)同じ金融機関から借りるなら、元の住宅ローンが残っている状態でも有担保型リフォームローンを利用することは可能です。
リフォームローンを借りるにあたって購入時に借りたローンを借り換えたい、という場合や、中古住宅を買ってリフォームしたいという場合には、関西アーバン銀行の『リフォーム付き住宅ローン』などが便利。住宅ローンの借り換え(または新規借り入れ)と、リフォーム資金の借り入れがセットでき、リフォーム資金にかかる部分も住宅ローンと同じ金利で借りられます。
無担保型は文字通り担保なしですから、住宅ローンの返済が残っていても、新たに借り入れが可能です。造園やインテリア購入など、幅広い用途に利用できる例が多いようです。
りそな銀行のリフォームローンは融資上限が500万円で、最長返済期間は10年。金利は変動型と固定金利選択型(5年固定、10年固定など)の2とおりで、住宅ローンの金利より高く設定されています。
無担保型は有担保型に比べて金利が高めですが、抵当権設定登記などが不要といったことから、借り入れに伴う諸費用を考えると、場合によっては有担保型より有利になることもあります。金融機関などに試算を依頼してみるといいでしょう。
公庫にもリフォームローンがあり、本人が所有する住宅のほか、直系の父母が所有する住宅でも本人が居住していれば利用できます。バリアフリー工事も対象となるほか、耐震改修工事では1000万円(工事費の80%まで)の融資が受けられ、どちらも金利優遇があります。親と同居する人で気になる箇所がある人などは、頭に入れておくといいですね。